偶然の産物

本題の前に小話と思いきや本題も小話。最近蝉がうるさいったらありゃしない。そんな蝉の声も集中したら聞こえなくなるのを部活中に知った。ある友人から聞いたのだが蝉の寿命は本当は1ヶ月くらいなんだけど夏に出てきてしまうせいで1週間で命が尽きてしまうらしい。なぜ夏に出てくると寿命が縮むのかというと熱に弱いからだという。それをきいて思った。どちらにせよ短い。私はその話を聞きながら無意識に蟻を何体か殺めていた。殺めて思った。蟻の方が尊い。ごめん蟻んこ。蟻「謝ってくれて、蟻が10」

 

 

今から語るのは私が小学3年生の時に起こった出来事だ。私の小学校では1年に1回アメリカに住んでいるマリオという人が学校にやってくるというイベントのようなものがある。外国の人と交流しようみたいな目的である。そこで私はマリオと思い切って話をしてみたら気が合い、放課後も遊ぶ仲になった。マリオはアメリカに住んでいるので当然いつかは帰国せねばならない。期間はたしか2週間。約束された帰国に寂しさを募らせていた私は、マリオに手紙に向けて手紙を書くことにした。内容は覚えていないが想像に難くない内容しか書いてない、気がする。マリオが帰国する1日前に手紙を渡し、別れた。約2ヶ月経過した頃、マリオから手紙が送られてきた。嬉々としながらその手紙を読んだ。内容は又想像に難くない文章だが、私が読めるように日本語で書いてあった。内容よりも日本語で書いてくれたことに私は感動しながら手紙を読んでいたが、最後の言葉で感動は笑いに吹き飛ばされた。日本の手紙では最後に「〜より」と書くが、マリオはそれを知らないので「バイバイマリオ」に変えて書こうとしていた。そう、書こうとしていたのだ。日本語、というより、ひらがななどがあやふやなので「ば」をカタカナで、「い」をひらがなで描いて「バいバいマリオ」と書いていた。しかし書き慣れない文字のせいで私には「バリバリマリオ」と見えたのだ。しょーもな。

 

 

〜最後に〜

時々質問箱などでTL荒らしてすいません。

おそらく次は再び小話を書くか、それ以外を書くと思う。